こんにちは!魔羅太郎です!
縄文時代から、今ある日本の元となる国として統一されていく過程で、埋もれていった人々がいるという事実。
前置きが長くなりましたが、前回のつづきいきます!
稲作のための土地の開墾とともに、製鉄も人類最古の自然破壊でした。
製鉄のほうは当時の人にしてみても、鉄は欲しいけど、山ははげるし、川は汚れるしで、
農耕の視点から見ると微妙なとこだったでしょうねw。
この辺りは、宮崎駿監督の「もののけ姫」で考えると分かりやすいのではないでしょうか。
主人公のアシタカは狩猟採集民です。アシタカ正式名称を「アシタカヒコ」といいエミシの国の人ですよね?
エミシ=蝦夷で、大和朝廷にまつろわぬ民です。
「アシタカヒコ」は「足高彦」で「長髄彦(ナガスネヒコ)」をイメージしてるとも言います!
この辺は言い出すと拒否反応持たれることになりそうなのでなので、また今度別の機会にしようと思いますw
宮崎アニメは歴史の裏に隠されたモノをテーマにすることが多いですね。ファンタジーで包み込んで。
エボシ様率いるタタラ場は自然破壊の製鉄民で、地走りや侍は朝廷側の勢力。
破壊される山の神がヒロインのサンの側です。
一説には、タタラ場によって破壊された山の神を鎮めるために生贄に捧げられた赤ん坊がサンで、
サンはエボシの娘という解釈もあるみたいですね。サンは山の民、サンカの象徴とも言われています。余談です。
ちなみにタタラ製鉄のタタラは窯に空気を送るふいごの事とも言われてますが、中央アジアで鉄製武器を使って覇権を争った、
タタール民族から来ているという説もあります!またまた余談ですw
これは魔羅太郎の勝手な推測なんですが、移動式タタラ製鉄を行う製鉄民族を抱えていた、もしくはその技術を独占していたのが、
山陰の伯耆国(ほうきのくに)や美濃国、尾張国だったと考えています。
これら、複数の川を赤く染め、自然破壊を繰り返す集団をオロチと呼んだのかもしれません。
それら移動式(古式)製鉄集団の総称がヤマタノオロチだったのかも。
ヤマタノオロチ神話は、年に1回やって来て、娘をさらって行くと泣いていた老夫婦の話を聞いたスサノオが、オロチを退治するという物語です。
娘の名前は奇稲田姫(クシイナダヒメ)。
稲田ですから、ヤマタノオロチを移動製鉄と考えると、年に1回製鉄民がやって来て、川の上流でタタラ場を造り製鉄をする。
そうすると、川が赤く染まり、下流の稲田は打撃を被る。それをオロチが娘=稲を持って行ってしまうという例えじゃないかってことです。
先進の製鉄技術を知っていたスサノオが、移動式タタラを定置式にして、より良質の鉄を造りあげることで、原始製鉄国をまとめあげ、
出雲製鉄王国を作ったんだとおもいます。
あれ、今書いてて思ったんですけどヤマタノオロチ=八岐大蛇=邪馬台大蛇ってことないかな?
ヤマタ=山多=八岐と呼ばれる一大勢力だったのか、邪馬台国とつながりのある王朝の製鉄民の一団なのか?
まったくの思いつきをつぶやいてしまいましたw ごめんなさい!
素戔嗚尊(スサノオ)と八岐大蛇
スサノオはヤマタノオロチを退治(統一)
した後、オロチの尾から神剣、天叢雲剣(アメノムラクモノツルギ)を取り出したといわれています。
これは後に、草那藝之大刀(クサナギノタチ)として天皇家三種の神器のひとつとなり、現在、熱田神宮に所蔵されています。
何故、三種の神器のひとつが熱田神宮なのか?
『ヤマタノオロチの尾を割って=尾割り、つまり、「尾張から神剣を得た」。天叢雲剣の製造は尾張に深い関わりがあるのでしょうか?』
ちなみに、残りの神器のうち、八咫鏡(ヤタノカガミ)は伊勢神宮に、八尺瓊勾玉(ヤサカニノマガタマ)は皇居にあるのではないかといわれています。
そのどれもが、古代のモノどうかは誰にも分かりません。天皇本人を含め、ホンモノを見た人があまりに少ないからです。
長くてすみません、今回もここまでにしときます!
次回はオロチと製鉄の関係をもう少し話そうかと思います!
読んでる人いるのかな?ww
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