魔羅太郎と黒光りZの旅#25

こんにちは!魔羅太郎です!

スサノオが高貴な出自だったって言うとこまでが、前回でした。これを裏付けるのは簡単です。

素戔嗚尊(スサノオノミコト)

 

正史である「古事記(こじき)」、「日本書紀(にほんしょき)」では、「皇祖神(こうそしん)」とされる「アマテラス」の兄弟ですし、
この「アマテラス」は「高天原」の最高神という位置づけで、この「アマテラス」と大喧嘩になって、「タカマガハラ」
を追放になったんですから。

これは単純に考えて、高貴な家柄の「後継者争い」じゃないですか?

この「アマテラス」については、後にやらざるを得ない理由がありますが、ここは進みます。

昔の王族の後継者争いはその取り巻きの、出世進退に関わることだけに、同族で戦になったり、暗殺が当たり前でした。後世の日本の天皇家でさえ
、やってますからね。多妻制で子供たくさん作ってましたからね、今と違って。つぎの天皇誰かってことになるわけです。ま、いいです。

昔の人は、現代人が思う以上にアクティブです

大陸を渡るキャラバン(イメージ)

 

その後継者争いに敗れた、スサノオが一族とそれに仕える、職人や軍人、薬に詳しい人、科学者(?)などを連れて、
長い難民生活に放り出されたと考えると現実的じゃないですか?

前にも、やりましたけど、1日わずか、5キロ歩くだけで、30年ちょっとでメソポタミア地域から日本まで来れちゃいます。

もっと歩いたでしょうし、馬や、それこそ海洋航路を使えば、われわれの想像以上に早く着いた可能性ありますよ。

当時は離散した一部ののユダヤ人がフェニキア人といっしょになって、地中海、ヨーロッパ地域からインドネシアあたりまで広大な商業海路を開拓していましたから、
縄文の海洋民族とも交流があったかもしれません。

フェニキア人の古代船(再現)

 

「製鉄」技術が最高機密であり、戦をするにも、畑を耕すにも、収穫するにも「鉄」を超えるものがなかった時代、その技術を活かせば、
国を一つ創ることも夢じゃない時代だったんです。

母国を追われた、当時の超文明人が、得ることの出来なかった「王国」を、まだ「手のついていない」土地で「王国を再興」しようとしたと考えるのが自然じゃないですか?

長旅で、世代が変わっても、この幻想は捨てきれなかったはずです。人材と知識という条件は揃ってますし、
さらに、長旅のあいだにも、その技術はアップデートされたはずですから。

古代シュメール人の都の様子。

 

そして、現代人、特に日本人に分かりにくいのが、宗教が人に与える影響の大きさです。「宗教由来」の「情報(情報が極端に少ない時代)」が、
古代人に与えるみモチベーションの力は、われわれの想像以上じゃないですか?

古代メソポタミア地方の古代ユダヤ人のユダヤ教聖典「旧約聖書」のなかの「イザヤ書」のなかに、「東の地の果てを目指せ。海に囲まれた島々がある。
そこに一人の王のもとに国を建て…」という1文があります。

これ、どう見ても「日本列島」ですよね。

現代より、はるかに影響力の大きかった宗教が古代の戦乱や政乱に追われた人々を「東の果て=極東」の「安息の地」に駆り立てたとしても不思議ではないんです。

かくして、スサノオ(これが個人名なのか、役職名なのかは、わかりませんが…)をリーダーとする、
当時のあらゆる分野の先進技術を持った1団が日本列島をめざすことになります。

つづきますっ!

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