魔羅太郎と黒光りZの旅#46

こんにちは!魔羅太郎です!

3回にわたって、古代日本の真の歴史に迫るため、出雲王国、出雲族の正体に関する説をお話しましたね。

学校で習う古代史は「古事記、日本書紀」を正史として神話時代はおとぎ話のようにサラッと流してしまいます。

しかし、神話で描かる神が、実在する人物で、日本建国の黎明期に現代と変わらない政治や経済の力学が蠢いていたとするならば。その影響が現代まで連綿と続いているとしたら。

このシリーズはそんな歴史ロマンを深堀してきたわけですが、去年1年かけて基礎的な部分をお話してきました。

いよいよそれらを回収していこうと思います。

竹内宿禰(たけのうちのすくね)。日本で初めて、『大臣』の位についた人物。

 

正史とされる「古事記、日本書紀」よりも古い日本の歴史書に「古史古伝」と総称されるものがあります。大抵、偽書扱いなんですが、結構面白いのでご紹介します。

みなさんは、「竹内文書(たけうちもんじょ)」という、古伝書をご存知でしょうか?

「竹内文書」は「古事記、日本書紀」よりも古い時代に編纂されたものとされていますが、内容が結構ぶっ飛んでいること、
内容に編纂された時代には存在しない名称などが散見されることなどから、「偽書」扱いされているものです。

古墳時代に武烈天皇の勅命により、「武内宿禰(謎の多い人物ですが、数百年に渡って天皇を補佐した伝説的人物→役職名とされています、お札の顔にもなってます)」の孫、
「平群真鳥(へぐりのまとり)」によって神代文字(シュメールと祖を一にするペトログリフなど)を翻訳・編纂されたもの、またそれに付随する神宝などの総称が「竹内文書」です。

複数回、お札になっています。明治政府に取ってみたら、天皇親政下、大臣である自分たちの権威を高める狙いで、日本初の大臣をお札に起用したのでしょうかね。

 

これが、事実であれば、「古事記、日本書紀」が奈良時代に編纂されたことを考えると、かなり古いものです。

「竹内文書」自体は、江戸時代の国学者らによって真偽が語られているなど、古くから知られていました。

昭和の初めに「竹内巨麿(たけうちきよまろ)」という人物が、真の日本の歴史として公表したことから、一般に知られるようなりました。

須佐之男が日本の国としての基礎を固めた初代天皇であるという説を喧伝しましたが、大日本帝国時代に天皇に対する「不敬罪」で投獄されました。

新興宗教の戯言とされ、釈放されたものの「竹内文書」自体は全て没収され、戦争の中で失われたとされています。
「竹内巨麿」自身は婿入りした人物なので、武内家の血脈にあたる人物ではありませんでした。

これに対して、近年「正統竹内文書」を公開した竹内睦泰という人物がいます。この人物は学習塾で歴史の講師をしていましたが、
前触れもなく一族のものに呼び出され「第73代 武内宿禰」を伝承することとなりました。

このおじいちゃんも竹内宿禰。有名人なんです。

 

本来、門外不出の「竹内文書」は口伝で伝えられるもので、「古事記、日本書紀」を編纂する際に、口伝者「稗田阿礼(ひえだのあれ)」が参考にした、
失われた歴史書「帝王日嗣口伝」と南朝天皇家子孫の口伝を併せたものだそうです。

これは「竹内巨麿」が公表した、茨城系竹内文書とは、まったくの別物とされています。「茨城系竹内文書」とは違い、
口伝で、代々秘伝としてかたりつがれ、語り足されて来たものだそうです。

真の歴史が、時の権力者によって偽書とされ、焚書されることを避けるために、代々「人間記憶媒体」となったのが「武内宿禰」の称号だそうです。
本来、「極秘伝」であるため、家族にも口伝を引き継いだことを知られてはいけないらしいです。

にもかかわらず竹内睦泰氏は、先述の「竹内文書」の誤りを正すために、沈黙を破り秘伝・口伝の「正統竹内文書」を公表したとしています。
もちろん、一族からは猛反発があったそうですが、真実を知らしめる責任感からの発表だったようです。

この竹内睦泰という人物、魔羅太郎も何度かメディアで拝見しましたが、少し変わった人だなって思いました。
従来の歴史観に対して独特な解釈のある見解を述べていましたね。ただ、残念ですが、2020年にお亡くなりになったようです。享年53歳、若いですね。

亡くなるのが分かっていて、公表したのか、本当に亡くなったのか…。
このことについて、ググると結構興味深いです。ここではこれ以上語れません。

「茨城系竹内文書」よりも、魔羅太郎が個人的に気になる「正統竹内文書」をもとに考察していきたいと思います。

毎度のことながら、前置きで終わりました‪w

 

つづきますっ!

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