魔羅太郎と黒光りZの旅 コンセプトカー編

こんにちは!魔羅太郎です!

 

今回も、AI画像生成を使ったコンセプトカー編です、お付き合いください( – -)”、、

今回は「ポルシェ」をテーマにしてみました。

ポルシェといえば、911ですが、最近ではSUVやスポーツセダン、BEVの「タイカン」なんかも話題ですよね!

EVスポーツ「Taycanタイカン」。ボンネットはもちろん全高の低さはEVであるが故。ボンネットが低いことで『911』のアイコンが活きている。ポルシェのデザイン戦略。

 

しかし、ポルシェといえば911。
たしかに、911はポルシェのアイコンであり、
911あってのポルシェともいえます。技術的にも、マーケティング的にもリーダーなんですよね。
ただし、未来のポルシェは911をどうするか悩みどころだと思います。

というのも、911は第二次世界大戦中にフェルディナンド・ポルシェ博士が、ナチス・ドイツの国策の一環で開発した「国民車計画」つまり、
国民=フォルクス、クルマ=ワーゲン、フォルクスワーゲンビートル。このビートルのクーペ版だということはよく知られているところです。

ビートルのパッケージングは天才的で、エンジンを後ろの置くことで、当時一般的だったフロントエンジン車に不可欠な「ドライブシャフト」が不要になり、
室内の床をフラットにして最大限に人が乗るスペースを生み出しました。

さらに、エンジンが後輪車軸の真上に来ることで、リアタイアに十分なトラクションがかかるようになっています。フロントは丸々荷室につかえて、
衝突時には衝撃緩和のスペースにもなる。さらに、急ブレーキをかけても、ピッチングが起こりにくいので四輪のタイヤ摩擦力を均等に使って減速できます。

最小限のパーツを使って、配置による利点を引き出した、まさに天才的パッケージングです。

フォルクスワーゲン・ビートルはヨーロッパで現役を終えた後、ブラジルで生産され続け、同じ設計のまま1945年から、2003年まで生産されました。
いかに優れた設計だったかということです。これはギネス認定記録でもあります。

このビートルの設計パテントで運営されていたのが「ポルシェ」です。

ビートルをクーペにしたら、トラクションせいのうを活かした優れたスポーツカーになると、フェルディナンド・ポルシェは考えました。

しかし、天才ポルシェ博士はスポーツカーはトラクションより、総合的な運動性が必要なことが分かっていました。
ポルシェ博士が、「ポルシェ」の名を与えた試作車は356-001、リアエンジンではなく、ミッドシップでした。

ビートル用のフラット4を使ったミッドシップコンセプト。

 

ミッドシップでは、実用性が落ちることから、ビートルと同じリアエンジンで生産を始めました。スポーツカーの運動性よりもマーケティングを選んだ結果でした。
車重600kg前後しかない、パワーも知れている当時のスペックでは問題は無かったのですが、70年代にターボがでてからというもの、
リアタイアを拡大し続けるのがポルシェの歴史です。
安全性向上、パワー向上のために、リアエンジンのデメリットがメリットを上回るようになったのです。

911の運動性に限界を悟ったポルシェはミッドシップのボクスターを企画します。しかし、911との部品共用つまり、コスト制限によってフロント・サスがストラットになってしまったうえ、マーケティング上911を上回る運動性は与えられないため、入門ポルシェのような扱いになってしまった。トヨタから引き抜いた社員による『kaizen(改善)』の結果かもしれませんが、残念です。先に書いたビートルのパテントのよる入金が切れたため、のんびり911だけを作るわけにはいかず、ポルシェは経営方針を変えざるを得ませんでした。トヨタからの引き抜きとその後の車種展開の理由の一部はそれです。

ちなみに現行の『GT3』3にのみ、フロント・ダブルウィッシュボーン式が採用されました。次期911には標準となるかもしれません。前のトップモデルで次期911の商品進化を予感させる手法です。

話は戻りますが、面白いもので、こういったリアエンジン特有のクセを持つ911だからこそ、911ファンは根強いともいえます。そして911のブランド力で他の製品を売っている。

さて、話が長くなりましたが、ここで未来の911です。911のスタイルはビートル同様、機械的に全くムダのないスタイリングです。
非常に理にかなっています。ポルシェデザインのアイコンといっていい。
しかし、電動になると話は別で、エンジンという重量物がないため、そもそもあの形に合理的な理由がなくなってしまいます。
そこが今後のポルシェの悩みどころではないでしょうか。

逆に考えると、床下に全面に重量物が敷きつめられるBEVは、デザインにも自由度があるともいえます。
恐らくは忸怩たる思いで、マーケティング重視のリアエンジンパッケージを選んだポルシェ博士はこの状況に拍手を送っているかもしれません。
ポルシェ博士はガソリンエンジンが普及する前から、電動モーターをクルマの動力に選び研究していたのですから。

魔羅太郎は子供の頃から、ポルシェといえば
「935」。レース専用車両です。911ベースなので、リアエンジンですが空力を突きつめたデザインがかっこいいと思いました。
量産車ベースのシルエットカーの時代です。

いわゆるフラットノーズで、リアに巨大なウイングと整流のためのロングテール。マルティニカラーの白く長い姿はから「モビーディック=白鯨」と呼ばれていました。

あと、GTSもかっこいい、こちらもホモロゲートされたかも知れませんが、基本はレース車両です。これはミッドシップ。

これらの要素をいれこんで、創ったコンセプトがこちらです!

内側にエンジンがないこと、エキゾーストパイプがないことによって、車高は極限まで低められ、 バッテリーを敷き詰めた床は高剛性の構造体であり、重心高を最低一に下げることが可能。バッテリー冷却・ブレーキ冷却・空力目的の内部構造式エアロデバイスのため、前から後ろまでトンネル構造になっています。

ミッドても、リアでもないが、どことなく911の面影をリア周りに残してます。
911に特徴的なカエルの目みたいなライトは、フロントにエンジンが無い分、ボンネットを最大限に下げて、
視野と空力性能を確保し当時の安全基準に合わせる高さにライトを残した結果です。だから、レース車両はライトの必要が無いフラットノーズ。

なので、今回は911の特徴でもある、ヘッドライトはフラットに近いものにしました。ポルシェ博士もおそらくそうすると思います。
これは911の後継車とは言えませんね。あたらしいコードネームが与えられるべきポルシェです。

ちなみに、これも魔羅太郎のオリジナルデザインとしてNFT登録しています。

70年前には理想を実現することは技術的に出来ませんでしたが、テクノロジーの発展により、より理想のクルマが机上の空論に終わらない世界が来ましたね!

つづきますっ!

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