私はEDひっぷ。毎日の朝食は至ってシンプルだ。パスタを茹でて、生卵をひとつ落とすだけ。調味料もほとんど使わない。見た目こそ質素だが、これがなかなか侮れない。炭水化物とタンパク質のバランスも良く、カロリー的にも優秀。半年以上、ほぼ毎日続けているのに、不思議と飽きる気配がない。むしろ安定感のある美味しさで、私にとっては理想的な朝ごはんなのだ。
ところが、この話を人にすると反応があまり芳しくない。プライベートでも職場でも「え、それ美味しいの?」と眉をひそめられる。いや、美味しいから続けているのだと言いたいが、どうやら世間一般の感覚とはズレているらしい。確かに見た目は映えないし、説明してもピンと来ないのだろう。だが、私にとってはこれ以上ない朝のルーティンなのだ。
とはいえ、そこまで不評なのも少し悔しい。ならば一度くらい「普通の人にも美味しそう」と思わせてやろうと決意し、コンソメスープの素とパセリを買ってきた。湯気の立つパスタにさっとコンソメを溶かし、仕上げにパセリを散らす。ほんの少し手を加えるだけで、見た目も香りも一段とグレードアップ。これで「ただの生卵パスタ」から「洒落た朝食パスタ」へと変貌を遂げた。
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