私の名前はEDひっぷ。
熱い。
熱すぎる。
駅から会社までの道のりが、あまりにも熱すぎます。
朝の通勤というものは、本来もう少し穏やかであってほしいものです。
しかし現実は違います。
駅を出た瞬間、EDひっぷを襲う熱気。
地面からの照り返し。
容赦のない日差し。
会社に着く頃には、すでに一仕事終えたような疲労感があります。
むしろ、ここから仕事が始まることに納得がいきません。
EDひっぷとしては、会社に到着した時点で「本日の業務終了」でいいくらいの消耗具合です。
それなのに周りを見ると、みんな涼しい顔をしています。
なぜ。
なぜそんなにクールでいられるのでしょうか。
同じ道を歩いてきたはずです。
同じ太陽に照らされ、同じ熱気を吸い込んできたはずです。
それなのに、EDひっぷだけが限界を迎えている。
何か違う世界線を歩いているのでしょうか。
もしかして、みんな体内に小型の冷房でも搭載しているのでしょうか。
EDひっぷには一生理解できません。
駅から会社までの数分で、人はここまで削られるのかと毎回思います。
夏の通勤は、もはや移動ではありません。
戦いです。
EDひっぷは今日も会社に着くころには、すでに勝手にひと山越えた顔をしています。
仕事前に体力を奪ってくるこの季節。
もう通勤したくない・・・そう心から……



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