「誕生日、いつも夏休みなんだよね」
この一言に、どれだけの人が共感してくれるでしょうか。
私は8月7日生まれ。子どもの頃から、誕生日=夏休み、というのが当たり前でした。
一見すると「夏生まれって楽しそう!」「海とか花火とか、イベントいっぱいで羨ましい!」なんて言われます。でも実は、ちょっとだけ寂しさもあるんです。
なにせ、学校でお祝いされない。
「おめでとー!」って言ってもらえるのも、登校日の誰かのついでだったりして。
ホールで名前を呼ばれるような「お誕生日会」なんて、もちろん縁がない。
友達を呼んで誕生日パーティーをするにしても、みんな帰省中 or 家族旅行中。
予定が合わなくて、結局家族でケーキ食べて終わり…というパターンが定番に。
でも、その分――
家族で過ごす時間はたっぷりあって、
ちょっと豪華なご飯が出てきたり、
旅行先で誕生日を迎えたり、
特別な「夏の思い出」が重なっていく。
年齢を重ねても、やっぱり8月7日になるとちょっとワクワクしてしまう。
カレンダーに「自分の記念日」があるって、やっぱりうれしいものですね。
そんなわけで、今年もまた夏の真ん中で、静かにひとつ、歳を重ねます。
誰かに直接祝ってもらうことは少ないけど、自分で祝えるようになった今、
それも悪くないなと思います。
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