葉巻の吸口をカット!
こんにちは!魔羅太郎です!
今回は前回に続き、選んだ葉巻をいよいよ
楽しむということなんですけれども!
葉巻は紙巻きタバコと違って、口に加えてシュポッと火をつけてプハァー…とはいかないんです!
まず、丁寧に巻かれた葉巻の全体像を見てみましょう!
葉巻の両端のうち、丸くなっている方を【ヘッド】、フラットになった火を着ける側を【フット】と呼びます。
吸う時は、ヘッドの側から吸うのですが、ここはラッパーが丸く巻いてあって、これを【キャップ】と呼びます。
このキャップに穴を空けて、空気が通るようにしてやらないと、葉巻を吸うことはできません。
ヘッドの先から1センチほどのところまでが、キャップと呼ばれるラッパーです。穴を空ける時に、
このキャップを剥がしてしまうと、全体のラッパーもほどけてしまい、葉巻はバラバラになってしまいます。
全体をキレイに1枚葉で包んでいるラッパーはこのキャップで止められているんです!
なので、このキャップの機能を損なわないように穴を開けなければいけませんよね!
キャップ部分を壊さなければ、どんな方法でも葉巻を吸える状態にはなります。
口で上手に噛みちぎる開け方も珍しくなかったようですw。
葉巻といえば欧米人を思い浮かべる人も、多いかと思いますが、
実は第二次世界大戦が始まるまでは、日本でも町のタバコ屋さんで葉巻は売ってました。
森鴎外や夏目漱石なども葉巻をやっていたようですし、安いものではなかったでしょうが、割と一般的だったんですよね。
いつから葉巻は日本人の生活に縁遠いものとなってしまったのか?
日本は第二次世界大戦を境に、欧米的なモノを徹底的に排除していきました。国力を集中させる為に
純血日本民族、文化を強調していったんですね。日本人のおおらかな多様性はここでも捻じ曲げられています。
余談ですが、独裁的な権力と全体主義的な軍国主義。これに帝国主義が付けはファシズムのいっちょあがりですよ!
贅沢は敵!みたいな!ww
江戸時代から明治、大正と猛スピードで欧米に追いつく文明化を果たしていた日本は、現在よりもヨーロッパ的な社会の雰囲気が強かったでしょうね。
明治維新の時、薩摩長州のバックで武器を売りつけていたのはイギリス。幕府側で同じことをしていたのがフランスです。
イギリスもフランスも支店が違う同じ会社です。
この会社はどっちが勝っても損をしないし、戦が長引くほど儲かるんです!戦争ってビジネスなんですよ!
今回は関係ないので、別の機会に話すとしてw。
維新後も維新政府を興した薩長側のイギリスが、機関車や蒸気機関による工場の建設、交通のインフラ整備などに協力。
もちろん、ここでもビジネスです。そのために開国させたんですからね!
フランスは富岡製糸場など製糸業や織物工場の設立などに協力というか、ビジネスとして工場を作り、そこで安く作らせ、
ヨーロッパで高く売る。この時代の帝国主義的な資本主義、発展途上国から搾取する資本主義ですよね!今も変わんないか!
だから糸の太さの単位、デニールはフランス語。
世界中でクルマの右ハンドルはイギリス、オーストラリア、日本です。オーストラリアはイギリスの植民地だったので
右ハンドルですが、日本は交通インフラをイギリスに学んだので右ハンドルなんです。
イギリスさえ、左ハンドルなら右ハンドル車は要らないのに!イギリスって面白いですよね!
めちゃくちゃ、ハナシ逸れましたね!
そう!当時、全部ヨーロッパからまんま、お取り寄せで文明化!江戸の終わりまでほとんど変わらなかった社会システムを、
たった20年で産業革命し、世界に追いつくところまでいったんですから!スゴい事です!
良いか、悪いかは別として!
そんな中、ヨーロッパの空気そのままに、葉巻を嗜む紳士、淑女も大勢いたんです。
近所のおじさんでも、タバコ屋さんで買った安めの葉巻をワイルドに噛みちぎって吸ってたんです!
さあ、ハナシが戻って来ました!
繰り返しになりますが、キャップを壊さなければ、どんな風に穴を開けてもいいんですが、
ちぎると正直、口の中に葉っぱが入ってきて、地味にストレスなんです!
キューバ革命の英雄、チェ・ゲバラは戦場で穴を開けるのにナイフを使ってV字にカットしたとか、しないとかw
ハナシが散らかりましたけど、最近では専用のカッターが出てまして、スパッとキレイに吸口を開けることができます!
スゴい遠回りでしたね!
カッターにはギロチンカッターや、V字にカットするVカッター、
筒状のカッターで穴を穿つパンチカッターなどが一般的です。
葉巻のサイズによって、または吸う側の好みでカットの仕方を選びます。
ギロチンカッターはフラットにカットされるので一番、平均的なカットです。
パンチカッターは穴が小さいと、吸い込む煙の濃度が高まって、サイズによっては強めに感じたり、
辛く感じることもあるかもしれません。
Vカッターは、さっきお話したようにナイフを使ってカットしたことで生まれたカットです。
カットされる表面積や深さのせいで、吸いやすく、最近ではVカットできるギロチンカッターも出てきて人気のカットです。
葉巻はドローといって、吸った時の吸い込み安さが、美味しく味わうことに重要な点なんです。
葉巻は1本、1本手作りですから、巻の強さや、葉の密度なんかに職人さんごとの差が出来てしまいます。
ドローが良すぎると、灰がすぐ落ちてしまってクールスモークの点でも、気分的にも残念です。
逆にドローが悪いと、出来たてのマッ○シェイクみたいに、吸っても吸っても出てこないw!
だから、火をつける前に何度かくわえて、吸ってみます。
こないだ、シガーバーで隣に座った外国の方が、トゥースピック、日本語だと爪楊枝ですけどw、
そういう葉巻の道具があって、それを使っていました。
金属の長い針状の道具なんですけど、それで吸口から何ヶ所か刺してやるんです。
何ヶ所刺すか、深さとか、くわえて吸ってみながらドローを自分好みで調節できるんですね。
魔羅太郎、そんな道具があること知らなくて、ドローが悪いと、外れたな〜なんて思ったこともあったんです。
でも、その外国の方を見て以来、『トゥースピックある?』なんて言って使うようになりましたw!
好みのドローが味わえて、シガータイムが、より充実するよになりました。
爪楊枝でもできることなのに、なんで今まで気づかなかったのかなって思います。
道具ありきの考えにハマって、知恵を使うべきでした。先人はカッターすら使ってなかった訳ですしね!教訓ですよね!
さて、いよいよ、これ何回言ったかな?w
いよいよ、次回は点火です!
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