魔羅太郎と黒光りZの旅 コンセプトカー編#50

こんにちは!
魔羅太郎です!

マツダのロータリーが注目されていますね、、
レンジエクステンダー型ハイブリッド(エンジンを発電のみに使う。駆動はモーターのみ)
がコンパクトで回転効率の高いロータリーは発電用エンジンにぴったり、というお話を
以前にこのブログでも紹介しました。

逆に、ロータリーエンジンの弱点て、
低回転のトルクの細さなんですよね。
運転していて、いざというときのトルクのツキが弱いんです。

魔羅太郎30年ほど前に、FC3S型・サバンナRX-7に乗ってました。

プラモの箱絵ですけど、この前期型の全周に黒いモールがついてるタイプ、色もこの朱色みたいな赤でした。マツダの赤は塗膜が弱いイメージあります。

当時は車検対応の改装パーツなど皆無でした。
車高を落とすにも、車高調(車高調節式ダンパー)なんてないので、
スプリングをぶった切って、ダンパー底突きで乗ってましたね、、

 

マフラーも触媒の無いスチール直管でした。
ロータリーは音も良くないし、マフラー径があがると
ただでさえ細いトルクが、スカスカになってしまうんですが、、
見た目だけの『湾岸仕様』でイキがってました、、

サバンナRX-3、当時、グループAのスカイラインGTRを破ったのはこのRX-3です。

そんな乗り方で、マツダも言われたくないと思いますが、
RX-7って、トルク感が無いんですよね、、
『トルクのツキ』というのは、例えばアクセルを開けた瞬間に
リアタイヤ(駆動輪)が路面を噛む感触ですかね、、
バイクに乗る人でしたら、この感じが分かると思うんですが、
この感じがあると、リアのグリップを感じながら旋回・加速を
同時にできるんです。いいクルマは、開ければあけるほど安定しながら
加速していくんです。この時にタイヤグリップには限界がありますから、
グリップ限界をこえたときに、スピンモードになってしまいます。この

サバンナRX-7。今見てもカッコイイ、低いフロントノーズ。

回転で馬力を稼ぐタイプのロータリーは、低回転でトルクが出にくいんです。
馬力が生きるのは最高速、トルクは加速に有効です。
低速から立ち上がりにツキが悪いのは、低回転からトルクが出ないからです。

FD3Sの、アンフィニ・RX-7。ほんとに機能的で無駄のない、いわゆる説得力のある工業デザインですね。

このロータリーエンジンの弱点をカバーするのが、ハイブリッドによるモーターの
力です。モーターはゼロ発進から最大トルクがでますので、低速にぴったり。
高回転領域はギア比を高くしたエンジンの方が効率がいいので、
高速側で伸びるロータリーは異次元のドライビング体験になりそうです、、

レンジエクステンダーにロータリーエンジンを採用した市販車。エンジンは発電用で、EVです。

実際、低速トルクのないロータリーの魅力は、際限なく伸びるような
高速域での加速なんです。大排気量のエンジンのように後ろから押されるような
加速ではなく、吸い込まれるような、落ちていくような加速感、、

コンパクトなエンジンは、バッテリーと併せても軽量。
トヨタが開発する乾式リチウムはさらに軽量、高効率です。
ポルシェのようにターボのタービンにモーターを仕込んで、
ターボラグや、過給圧を調整したり、逆に回生するシステムは
圧縮比の小さいロータリーエンジンと非常に相性がいいターボと言えます。

ロータリーハイブリッドのピュアスポーツ!

ロータリーエンジンによる低いボンネットの下、フロントミッドに置かれたパッケージ。あくまでFRにこだわって、モーターアシスト+エンジンよる駆動、電動タービンを備えるターボシステムで、車重1050㎏、700馬力

機械的な制御では限界があった、ロータリーエンジン。
相反する特性を、モーターとミックスすることで、高次元で
解決することができる時代です。

ロータリーの良さが活かせる時代になった、そんな気がします。
今回は、新型ハイブリッド・ロータリースポーツです。
あまり大きくないサイズで、軽量なピュアスポーツをイメージしました。
値段は800万超えちゃいそうですね、、
海外との所得差何とかしてほしいですね、、ホントに、

つづきますっ!

 

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