日本のバイク市場について。
こんにちは、魔羅太郎です!
今回は、葉巻ちょっとお休みして、バイクの話てしみようと思います!
葉巻の話ばっかりだと、書いてる方も葉巻酔いしてくるんでw!久しぶりにバイクのお話でございます!
魔羅太郎、バイク3ナイ運動の真ん中世代なんで、大型免許取ったの結構、トシいってからなんですよね。
3ナイ運動って、高校生に
①バイクの免許を取らせない
②バイクに乗らせない
③バイクを買わせない
こんな感じだったと思います。
当時、暴走族の増加などでバイクが危険で反社会的なものという観点から、教育現場で全国的に実施された昭和の暗黒面ですw。令和の時代には憲法違反と言われる始末です。
教育って、例えばバイクを通して公道での正しい振る舞いや他者への思いやりなどを教えていくものだと思います。まあ、タテマエ論という人もいるかと思います。
実際、魔羅太郎の時代は子どもが溢れてましたし、今の子どもよりバカでしたからね!w
子どもがわんさかいる現場では、禁止にしちゃう方が簡単だし、周りのオトナも何もしなければ、何も起こらないと思考停止しちゃったんでしょうね!
なんか、昨今の567禍での自粛ナントカにも少し通ずるような…。
ま、でも気持ちは分かります。
バイクは決して安全と言い切れる乗り物でもないので、魔羅太郎もバイク大好きですが人には積極的に奨めません。なにかあっても責任とれないので。
それはいいんですが、そんな年齢の割にベテランライダーと呼べない魔羅太郎が、日本のバイク市場について思うこと。
魔羅太郎、初代・仮面ライダー世代でもありますので、幼稚園あがる前からバイクに憧れがありました!本郷猛になりたかったんです!
それでも、環境面て条件が整わず大型免許取ったの今から15年前ぐらいですかね。
だいたい、「収入が少ない若い頃バイクで、収入に余裕が出来てクルマに乗り換え」の流れだとクルマの方が快適だし、便利ですからバイク降りちゃう人も多いんですよね。
魔羅太郎の場合、先にクルマで青春(?)謳歌(w)したんで、クルマの利便性を知った上でバイクに乗るようになったんです。バイクの世界への憧れが拭えなかったんでしょうね!
それだけに移動の道具というより、純粋にバイクという乗り物の楽しさにハマりましたね〜。
目的地に行く手段として乗るんではなくて、乗ること自体が目的といっていいです。
不安定で、けっこうな重量のものを思ったように走らせた時は、うまくパズルが解けたような快感があります。
カタチは自転車に似てても別モノといっていいです!
左右の手足バラバラの操作を同時にしなきゃなんない上に、完璧なタイミングでそれをやらなきゃスムーズに走らない。
これを刻刻変わる交通事象の中で、前後左右に気を配りながら、リズミカルに走らせるのは不思議なバイクとの一体感があります。
自転車は相手が軽いので手に余る心配ってないですよね。一方バイクは自分よりも重くて力のあるものなので強制的に支配下に置くことは難しい。
車体の重さや、エンジンのトルクをバランスよくタイミングを図りながら走らせてやるというか、転がしてやるんですね!
そうすると色んなところが気になってくるんです。
曲がる時に変な不安感があったり、高速の直線でもアクセルを開けきれないような…
簡単に言うと一体感が得られない。
当時バイク初心者だった魔羅太郎は何に問題があるのか分からず、たくさんのバイクを乗り換えました。
大型ネイキッドのゼファー1100、トライアンフスピードトリプル、最速300㌔オーバーのカワサキZX12R、一転してオフローダーのBMW-G650、スーパースポーツのアプリリアSVR1000、トライアンフDaytona675など。アホみたいに乗り換えを続けました。
もっとバイクを知りたいという一心だったんです。
とくにアプリリアはバイクのアライメントやジオメトリーまで、フロントサスペンションの取り付け位置や角度を変えるトップブリッジをアルミ削り出しでイタリアから取り寄せて変更。
更に、アプリリアに搭載された大排気60°V型は日本のストップ&ゴーの環境で乗るにはトルク変動が大きく乗りにくいと感じ、フロントスプロケットを変えてギア比をロングにして、排気系もワンオフで制作することまでやりました。魔羅太郎、アホなんです!
ちなみにこの魔改造アプリリアは絶対売れないと思ったんですけど、ヨーロッパのライダーが高値で買ってくれました!よかった!
今回も長いですねw
で、いろいろやって魔羅太郎が行きついたのはごく当たり前のことで、バイクは吊しの状態では平均的な日本人の体格に合ってないってことなんです!
いまさら??って感じですけど、皆さんご存知のように、日本はHONDA、スズキ、YAMAHA、kawasakiと世界でもトップのバイク生産大国。
でも、国内のマーケットはそんなに大きくない。当然マーケットの大きい欧米(最近は東南アジアも大市場ですが、まだ250までかな)に合わせたセッティングを施して売りに出すわけです。
コストがありますからね。
欧米のバイクの使い方は、平均体重80㌔以上の人間が2人乗りして、アウトバーン200km/h出しても波状しないというものw。
イカれてるw。
そう考えると60㌔前後の日本人が、街乗りもしくはツーリングで使ったとしても、サスペンションは十分に動かない。静止状態でも足つきはツンツン。
十分に荷重のインプットがある状態で、しっかり曲がれるアライメントに設定してあるために、日本人の体格、使い方では違和感があって当然なんですよね。
なので、今乗ってる黒光りZは、大型ながら原付スーパーカブみたいに乗れます!事前の投資が生きて、そういう風カスタマイズすることができました!
時間もお金もかかりましたね〜w。
でも、バイクの特性と自分の好みを理解できて、カスタムの勉強にもなりました!
ちなみに、80年代当時バイクに乗ってた方は、そんなことないよって言うかもしれません。
それは、当時日本がバイクブームで国内市場重視だったこと。それと、タイヤがまだバイアスしかなくて、剛性の低いバイアスの欠点を補うために重心を低く設定していた為なんです。2ストは軽いですしね。
重心の話で言うと、バイクの中で重心の位置を決めるのは一番重いエンジンですよね。重心が高さによってそのバイクの性格は大きく変わります。
バイクレースのMotoGPでもアジリティ(俊敏性)を上げるために重心上がってたのが、最近下げてるってウワサです。タイヤの性能が上がりすぎた結果、また安定方向に振ってるらしいです。極秘なんで知りませんがw。重心はそれほど大事って思ってください。
バイクは荷重移動で曲がります
バイクのマス中心となるエンジンと同じくらい重いのがライダーの体重。
胴長のヒトはおへその辺、上半身が発達した人は肩の辺り、欧米人のように足の長いヒトは足の辺りに重心が来るんです!これ、えらい違いですよねw!
バランスとタイミングで乗るんですから、それは個々に調整しないと、そのバイクの美味しいところ味わえないかもしれない。
逆に気持ち良く乗るために無限の調整幅があるってことです!
で、やっと本題なんですが、バイク販売店がそのことを言わないんです!いや、言うお店はいいお店!
周りをみてても、言わないことが多いように思います。なんでかってーと、買ったバイクが自分に合わないと思うと、魔羅太郎みたいに買い替えてくれるからw!
魔羅太郎、中古車買うことがほとんどだったんですが、店頭に見に行くと、すごくピカピカの新古車バイクが売りに出されてるんです。
お店のひとに理由を聞くと、前のオーナーが自分には手に負えないとか、なんども立ちゴケして心が折れたから、なんて言うの、めちゃめちゃ多いんです!
ちょっと、アドバイスしてあげればスゴく乗りやすくなるのに。
バイクは乗り手のカラダもバイクの一部といっていいので、その頭、手足、おしりの位置関係が変わるだけでら別モンになっちゃうんですよ!
なんか、まとまらないですけど、バイクに興味持った人がよく分からないまま、バイクってなんか怖いし、自分には無理!と思って降りてしまうのは結局、マーケットのためにならないと思うんですよね。
バイク屋さんもヘタにカスタムを推奨して事故ったら責任問題になることを恐れてるんでしょうかね。
なんか、3ナイ運動と繋がってきますが、きちんと身体や使い方に合わせたカスタムをしてあげた方が安全で楽しい乗り物になるんですけど。
乗りやすさより、見た目のインパクトでカスタムしちゃう人もいるからな〜💦
バイクって色んな意味で不思議な乗り物。
また、そのへん話してみたいと思います!
長くなりすぎるので、この辺で!
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