こんにちは!魔羅太郎です!
大国主と須勢理毘売命。
夫婦であり、統治王と祭祀王。
二人一組で出雲大国を治めるふたり。
「記紀」では「大国主」と正妻「スセリビメ」との間には子供がいなかったとなっています。
「大国主」は「八千矛神(やちほこのかみ)」と呼ばれるほど、全国に妻を持っていた(平和的習合)のですが、
その中でも、大きな権力の一族の女と思われる妻「神屋楯比売(カムヤタテヒメ)」です。
「神」のつく名を持つ神は、神話では造化三神のひとり「神産巣日神(カミムスビ)」、スサノオの妻のひとり「神大市比売」、
そして「神屋楯比売」の3人だけ。「神」の名を持つこれらの人物は、「祭祀王」として「神」と一体になれるシャーマンだったとされています。
「大国主」の妻である「神屋楯比売」が「祭祀王」なのであれば、出雲族の族長であり(末子相続)、
「祭祀王」でもある「大国主」の妻「須勢理毘売命(スセリビメ)」と「神屋楯比売」は同一人物となります。
正統竹内文書でも、明言はされていませんが、この二柱が同一の人物だったことを示唆しています。
そして、「事代主神」=「アジスキタカヒコネ」とすれば、「記紀」によると「アジスキタカヒコネ」と
「下照媛(高照姫)」は、「大国主」と「田霧姫(タキリヒメ)」の子供たちですから、
「タキリヒメ」=「宗像3女神」=「瀬織津姫」=「神屋楯比売」=「須勢理毘売命(スセリビメ)」となるのです。
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