魔羅太郎と黒光りZの旅 コンセプトカー編#29

こんにちは!
魔羅太郎です!

 

前回は60年代後半~70年代が、自動車デザインの
一種のピークだったみたいなお話をしました、、

これまでもレトロフィーチャーなデザインというのは
何度もなされ、それなりの反響を得てきましたね、、

NA型ロードスター

1962年~1975年ロータス・エラン。ライトウェイトスポーツの原型。

カタチのアイコンは似ているけれど、元祖はRRでポルシェの親戚、新しい方はFFで中身はゴルフ。車としての関連性はVW製であることだけ。

 

有名なところでは、BMW傘下に入ってからのMINIとか、
それを見ていて乗っかったVWのビートルとか、フィアットの500とか、
アメ車のマスタング、カマロ、ダッヂとか、もっと遡ると、
マツダのロードスターなんかも、ロータスエランを現代風にアレンジしたら
というコンセプトで開発したそうです・・

ポルシェや、フェラーリなどは歴史的な名車のアイコンを、ブランドの
アイコンに替えて、既にブランディングの一部となっていますね、

歴史的に人気のある名車をアレンジすると、売れる風潮があります、、

やはりクルマという商品には、ストーリー、歴史、そういうものが重要で、
そうでない購買層は、なんかレトロなもの=かわいい、元ネタはしらないけど、
かわいい、、という印象を抱いているようです・・

33Z、ドライバーは車体の真ん中近くに乗ってます

s30Z、上の写真と比べると、ドライバーがかなり後輪寄りに座ってます、この位置だからリアの動きがリニアに伝わって面白いんです、バイクと似てますね、タイヤの真上に乗る感覚です。

カタチは30Zに似せてますが、着座位置はZ33と変わっていませんね、中身がZ33だからです、、

 

2022年に発表された、7代目・フェアレディzも、2代目である、240zを
アレンジしたデザインになっていました、、

車体自体はカルロス・ゴーン経営下の日産から2002年に発表された
z33・フェアレディzのリデザインとリファインだったと思います、、

魔羅太郎は、このz33にマニュアル・ミッション乗ってたんですが、v6の
吹け上がりの重さ、車体の重さなど、戦車みたいなクルマでした。
多分にGTカーの要素が強いクルマでしたね、、

デザインはFRでもミッドシップでもない、新しいスポーツカーの形でした、
アウディのTTとか、キャビンがちょうど真ん中にあるようなプロポーション。

240zがFRらしいロングノーズ&ショートデッキ、リアタイアの直前にドライバー
が着座するパッケージだったのに対して、z33はメカニズムは古典的でしたが、
デザインは少し新しくしてみたかった、、という感じのデザインでした。

フロントに長い直6エンジン、リアタイヤ直上にドライバーとデフが乗ってトラクションを稼ぐ、 約半分がフロントノーズですね、、

32Z。日産が走り、デザインともに一番良かった90年代の名車、この当時はほんとにカッコいいと思いました、、とがってるなーって、ちなみに32Zのヘッドライトは、ランボルギーニディアブロ(後期・ヘッドライト固定)にそのまま使われてます、、

エンジンと居住空間を分けるフロント・バルクヘッド(隔壁)がプロポーションの
基準となるため、見かけ上はフロントガラスの位置を前後するだけで、
どうにでもできます。

新しいzは、よりレトロルックにするために、FRのプロポーションに
近づけてますね、、ただなんとなく、魔羅太郎的に刺さらないデザイン
になってしまいました、、80年代のz31、90年代バブルでバカ売れした
z32、そしてz33と、zのデザインはアバンギャルド路線だったので、
急なレトロ路線が先に言った、歴史やストーリーに合わなかったのかな、、

でもたしかに、30z(240Z)のデザインはFRの普遍的デザインですよね、
骨格からあのプロポーションを再現するつもりなら、もっといいものが出来たかも
しれませんね、、

 

911並みに低いボンネット

新しくはないけど、Zっぽいと思います、この絵はポルシェ911を参考に生成していますので、ボンネットの高さは、フロントにエンジンの無い911並みに低いんです、技術的にエンジンを小さくしてハイブリッドにするかモーターにするかしないと、現実に無理なデザインなんです、、

 

でも、Zはやっぱりとんがったデザインを期待してしまいます。
今後エンジン、モーター、ハイブリッドなどパッケージが変ったら、
FRのプロポーションにこだわらず、あたらしいスポーツカー像を
提案してほしいと思います・・

現実的なコンセプトデザインを作ってみましたが、
新しさがあるか、というとそうでもない気がします、、
いかがでしょうか、、?

つづきますっ!

 

 

 

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください