こんにちは!魔羅太郎です!
エンツォ・フェラーリはもともと、アルファロメオのF1チームに所属していたレーサーでした。
そこで、エンジン設計者やメカニックを引き抜いて独立、F1コンストラクターになって以来、
F1に参加しなかった時期はありません。
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P3系のフェラーリ製レーシングカー、フェラーリ・アメリカのカラーリング白と青のセンターライン。
むしろ、レースを続けるために、型落ちになったレーシングカーに、カロッツェリア製のボディを乗せて販売していました。
顧客はレーシングカーそのもの、しかも世界に数台の、スペシャルなボディのスポーツカーを所有することに大金を支払いました。
エンツォにしてみれば、日進月歩だった当時のレーシングカーテクノロジーのお下がりを市販することで、大金が入ってくるので、
こんなボロい商売はないと思っていたようです。
エンツォはレーシングカーにしか、自分がプロデュースした車による「勝利」にしか興味がなかったようです。
映画の「フォードVSフェラーリ」にもその辺は描かれていました。
こんな商売に味をしめたフェラーリは、純粋に市販車として設計された「自動車」も販売を始めます。
フェラーリは歴史が浅い会社でしたので、レースに勝ってブランドイメージを上げてきました。
当時最大の市場だったアメリカでのレース活動にも注力します。
アメリカ人の金持ちにフェラーリを知ってもらうためです。
当時のWASP社会で人気があった輸入車は、フランス車やイギリス車、イタリア車ならアルファロメオでした。
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デイトナの通称で呼ばれるレーシングカー
アメリカ最大、世界最大のレース「DAYTONA」に持ち込まれたのが、330 p3/p4 です。デイトナで走ったことから、
通称デイトナと呼ばれています。このクルマはアメリカのレースで勝ちまくり、いまのフェラーリの名声を築きました。
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512BBのデイトナ仕様、やはりフェラーリ・アメリカのカラーリング
このクルマをオマージュした、スペチアーレがデイトナP3です。
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デイトナP3の名を受け継ぐスペチアーレ
アメリカで売られる市販車フェラーリにデイトナの呼称が付けられたのは356GTBです。
この美しいピニンファリーナデザインのFRスポーツカーは見ての通り、クルマの本質的な美しさの究極といっても言い過ぎではありません。
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世界に3台しかないと言われる、丸目のデイトナ。普遍的なスポーツカーの美しさ
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走り去る姿の美しさが、名車の条件
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356GTB”DAYTONA”
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FRのプロポーションなのにミッドシップ
70年代にはいって!ランボルギーニが市販車初のミッドシップ、ミウラを発表して以降、スーパースポーツはミッドシップというアイコンが確立されました。
ミウラは12気筒を横置きに積んでいたので、動的な優位性はなく、単にレーシングカーと同じような場所にエンジンを積んでるという車でした。
X軸、Y軸の動的特性から、ミッドシップのエンジンは縦置きがいいにきまってます。
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全体のバランスをとるため、エンジンを横置きに。このあと登場するカウンタックは縦置きエンジンで、ミッドシップの見本のようなシルエット。
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フェラーリ初の市販ミッドシップは、やはりミウラのようにフロントノーズが長いFRプロポーション
しかし、レースに興味のないフェルッチオ・ランボルギーニは形だけは、FRの優美さを求めて、ロングノーズ、ショートデッキにする為に、エンジンを横置きにしました。
それに対抗して発表された、512BBもやはりFR的なデザインでした。だから、カッコよかったとも言えますが、
前にもお話したようにミッドシップにする意味が半減してしまいます。
さて、今回のコンセントデザインは、356GTBデイトナを意識しています。
BEVをイメージしていますので、いつものようにエンジン搭載位置などの制限ふありません。バッテリーの厚みなどが小型化されなければ
、このようなデザインは難しいでしょう。
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前回のような、コルサで速いコンペティツォーネ/ストラダーレ的フェラーリではなく、アメリカ大陸向けフェラーリコンセプト、BEVコンセプトです。FRの伸びやかさ、エンジン車にない低いプロファイル。ヘッドライトはいずれ光らなければどこにあるか分からないようになるのではと思いいます。
いつか、バッテリーの技術がブレイクスルーを迎えたときに、356デイトナより、低く伸びやかなデザインのクルマが生まれるかも知れませんね。
今回は徒然にお話しましたが、そんな美しいフェラーリ、デイトナのことを思いながら描いてみたデザインです。
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