魔羅太郎と黒光りZの旅 コンセプトカー編9

こんにちは!魔羅太郎です!

 

今回は身近な国産スポーツカーで、コンセプトカーを描いてみました。

70年代から90年代バブルがはじけるまで、若者向けのクーペってたくさんありましたよね。

今のように、インターネットなどなかった時代には若者は何をするにも、
まずクルマがなけりゃ話にならないという時代でした。

80年代大ブームとなったFRスポーツの火付け役S13シルビア。この車の登場で、ドリフトブームが始まり、漫画『イニシャルD』から、86レビン、トレノが脚光を浴びることになる。

 

もちろん女の子とデートといえば、クルマが必須で、80年代のバブル真っ盛りには、
クルマの専門誌ではない、若者向け情報誌で『デートカー特集』なんかよくやってました。

ホンダの赤いプレリュード、このボンネットの低さ、当時はフェラーリより低いと言われてました。 もちろん高さを稼ぐために、リトラクタブルヘッドライトです。 フロントフェンダーの薄さ見てください。この低さの為に、横置きエンジンでありながら、フロントにダブルウィッシュボーンサスペンションを入れてます。 前回も触れましたが、世界初4WS搭載でした。F1最強時代のホンダです。

R32 GTR。ツードアクーペですが、後席はほとんど物置程度、次の33では居住性を上げる為に運動性が犠牲になってしまいました。前のNSXと同じで営業サイドの横槍です。『技術の日産』ですから、エンジニアを重視すればいいのに、結局R33は実用性は上がったけれど、32ほど売れなかった。営業サイドのマーケティングがあてにならない、いい例です。

 

そんなんですから、自動車メーカーも競うようにツードア・クーペを
発表してましたね。そんな環境だったからこそ、R32のGTRがあのタイミングで
生まれたといっていいでしょう。

80年代、2ドアクーペの王様、ソアラです。

 

また、時間は少し逆登りますが最上級のデートカーとして、トヨタ・ソアラも
ツードア・デートカー競争の中で生まれたクルマと言えます。

現在の日本では、若者が買えるようなスポーツカーは、ほとんどないですよね。
女の子もデートカーにクーペがカッコいいという価値観がないですよね。
車高の低いクーペにスマートに乗り込む女の子のかっこいいんですが、
今そうゆうのないですね。

セリカXX、後に『スープラ』となるクルマです。

 

あと、スポーツクーペがつくられなくなった理由として、
クルマの絶対性能が底上げされたことで、スポーツカーの性能がホンモノを求められるように
なったことで、適当にカッコイイボディの乗用車を作って売ることが出来なくなった。
また、若年層の人口低下から大人でも満足できるスポーツカーでないと、
つくっても数が売れない、ペイしないということもあります。
CO²排出量の問題もあります、日本の慢性的不景気感とか。

今後、クーペ市場は縮小の一方なんでしょうか?

中国市場を見据えてメーカー事情で流行っているSUVも、利便性や運転の安楽さから、
まだまだ売れそうですし、たくさん人も物も詰めるミニバンも定番になってます。

両者とも電動化となれば、バッテリーを積むのにも都合が良いですしね。

ただ、バッテリーが高効率化すれば、そこをメーカーもアピールポイントに利用するはずです。
BEVのモーターは最大トルクをゼロ発進から発揮できる、馬力も1000馬力に換算するほどの
ポテンシャルがあります。

時代は巡る、スポーツクーペにスポットライトが当たる日が来てほしいですね。

そこで、80年代バブル期に一大ブームというほど売れた、日産シルビア-S13、
ドリフトマシンとして最期を飾ったS15の後継となるデザインを考えてみました。

サイズ的にはコルベットでもいいデザインになりました。コルベットもミッドシップでなくてもいいのに…

シルビアでなくてもいい、こんなスポーツカーがあったらいいなと思います。 コルベットもミッドシップは似合わない。こんなデザインだったらよかったのに。

 

純粋なBEVというより、レンジエクステンダー・ハイブリッド的な。
直列3気筒の短いエンジンをフロントミッドに積んで、発電のみに使います。
プラグインでも充電できますが、ガソリンがあればエンジンで発電・充電できる
システムです。

後部座席下にバッテリー、後輪軸上に高出力モーター、どちらも
エンジン並みに冷却が必要なので、リアにダクトがあります。
フロントボンネットも直列4気筒えお縦置きするよりうんと低く出来ます。
FRスポーツともミッドシップとも違う、個性的なクーペになると思います。
いかがでしょうか?

つづきますっ!

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