魔羅太郎と黒光りZの旅 #65

 

こんにちは!魔羅太郎です!

 

神社などに残る伝承や、古史古伝と呼ばれる歴史書をもとに類推した、日本の古代史をいろいろとお話てきましたが、
ここで時系列で簡単におさらいしてみます。

①アラハバキなどの龍蛇神を信仰する縄文人文明があった。
これは、一説に1万六千年前から続いていたハナシは以前にお話しました。
これは、土器が発見された地層年代から明らかになっています。

アラハバキ神は謎の多い神様ですが、「蛇神」であったり、「岐神(くなどのかみ)」と呼ばれる 導きの神であったりします。ナーガ信仰など、インド北部のヒンドゥー教の影響がるかもしれません。

出雲大社の大国主より古く信仰される「蛇神・岐神(くなどのかみ)」。

 

②紀元前5千年ごろ、「鬼界カルデラ」の海底火山が大噴火。九州を襲った津波は30メートル超。
火山灰は近畿にまで達しています。九州は1000年人が住めない環境になりました。
このとき、九州一帯の縄文人は絶滅したといわれています。
九州から縄文の遺跡出土が少ないのはこのせいだといわれています。

火山灰は東北地方にまで及んだ。縄文文明の痕跡が東北に多いのも このせいだと言われています。

 

③「鬼界カルデラ」の噴火から逃れた人々は、生活のため各地に散っていきました。日本列島を東北方面に移動する人々。
当時の航海技術は相当なもので、中東で諏訪産の黒曜石が見つかっていたり、
南米で縄文土器が見つかっています。この土器は形が似ていると言うだけでなく、
解析の結果、使われている「粘土」が日本のものなんです。

黒曜石で作った矢じり。レプリカです。

 

直接、縄文人がそれらの地域まで行ったかは分かりませんが、ネットワークがあったのは事実です。
それらのネットワーク(人流)をつかって、中東方面(メソポタミア)や、中国の中原(殷王朝)、アメリカ大陸に渡った縄文人がいました。
北米で「縄文人のDNAを持つ人骨化石」も見つかっています。

つづきますっ!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください