こんにちは!
魔羅太郎です!
前回、ジャパンモビリティショーで発表された、
日産の次世代スポーツコンセプトを紹介しました、
明らかにスカイラインGTRを意識したアイコンを
備えたデザインでしたが、どうにも付け焼刃のデザインにしか
見えません。逆にそこが新しいと言われれば、それまでですが、、
考えてみたら、21世紀になってスポーツカーのコンセプトそのものが
ノスタルジックな商品になっていますよね。
市販スポーツの新興メーカー、マクラーレンなどは別として、
フェラーリやポルシェ、マセラティ、アルファ・ロメオ、ランボルギーニなどは
新車に歴史上の名車のデティールをちりばめるのが当たり前となっています。
これらのメーカーは趣味性の高い商品としてのクルマに大切な要素は、
性能、品質はもちろん、歴史=ストーリーが不可欠だということを知っています。
先述の日産のコンセプトカーは、デザイナーの仕事としては、
斬新ですが実用性を考えた時に、このデザインは成立しないでしょう、、
それでは工業デザインといえませんよね、、
かといって、人気のあった当時のデザインを焼き直して、、
というのもデザイナーの仕事ともいえませんしね、
魔羅太郎は個人的には1960~70年代に自動種のデザインで
完成してる気がするんですよね、カマロ、マスタング、ポルシェ、フェラーリ、、、
みんな67年~73年ごろ、ちょうどオイルショックまでが、自由に自動車を
作れる最後の時期だったと思います。
このギリギリの時期に発表された不運の2代目スカイラインGTR。
オイルショックのあおりで、レースの活躍の場を奪われ、
生産台数も少なく、幻のGTRと呼ばれています。
テレビCMで使われた、『ケンとメリーのスカイライン』のコピーから
『ケンメリ』とよばれるモデルです。
当時の国産スペシャリティの流行は、アメリカンマッスルカーの
縮小版のようなデザインでしたが、ケンメリもアメリカンクーペのように
カッコよかった。今でこそクルマの本場はヨーロッパというような空気がありますが、
当時はクルマと言えばアメリカでした。
金持ちは、キャデラックに乗るのがあたりまえ、ベンツなどは
医者が乗るクルマ(丈夫なだけのクルマ)というような扱いでした、
一般にはベンツやBMWはほとんど高級車として
知られていなかったんではないかな、、ドイツも日本も敗戦国でしたしね、、
この時代、ちょっと前までGHQが駐留してたんだから仕方ないですね、
クルマのデザインの本質は時代に左右されるものではない、
という発想で、今回はそのケンメリ・スカイラインのシルエットを使って、
次世代のスポーツクーペを生成してみました。
ケンメリ・スカイラインのシルエットを使って、次世代のスポーツクーペを生成してみました。
デザイン業界ではあまり評価されないリブート商品ですが、
21世紀のマスタングも、カマロもかっこいいですからね、
FRクーペの不文律は黄金比ですよ、、
なので次期スカイラインもこれでいいんじゃないですか、、?
つづきますつ!
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