魔羅太郎と黒光りZの旅 #63

こんにちは!魔羅太郎です!

 

「古事記」「日本書紀」の編纂者は、古代日本の成り立ちを「神話」だからといって敢えて「意味不明」なものにしました。

実在の人物が国を建て、繁栄させた事実を分からないよう「神話=神代のこと」として、「天皇家」は「天孫」であり、
日本を治めるよう「祖神=天照大神」に言われてしているんだよ、という内容です。

天の岩戸開き

では、戻ってアマテラスとスサノオの時代に日本の統治はどのような「かたち」だったのでしょうか。
先に言いましたが、「記紀」編纂者がこのややこしい「トリック」を日本の古代神話にかけたとすれば、

7世紀半ばの大和朝廷にとって日本の黎明期の王家の血統は、公にし難いものだったということです。
「誰が正当な権力者なのか」これは、行き着くところ血統になるのかも知れませんが、究極の既得権益といえますからね。
「古事記」国内の、「豪族」たちに向けて朝廷の正統性を示すために書かれたもの。

天孫降臨

一方「日本書紀」は国外、「朝鮮三国(高句麗・新羅・百済)」や「時の中原の覇者」=この時代は「唐」ですかね、に対して書かれたもの。
その内容は、日本の支配者層は、遥か遠い時代から「神(天照大神)に与えられた」ことを主張する「役割」を持っていました。

つづきますっ!

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