こんにちは! 魔羅太郎です!
前回、R35日産GTRの後継機コンセプトを
お送りしましたが、今回もGTRをネタにしたいと思います、、
スカイラインのアイデンティティのひとつは
初代GTRから、直6エンジンにあったわけですが、
R35では、V6エンジンが選ばれました。
当時はエンジンのコンパクト化や、FR/FFの共用・モジュラー化が
流行っていましたので、いまさら直6という風潮もありました。
完全バランスのV12の半分である、ストレート6もまた、
2次振動まで完全バランスであるとされています。
V6にはない、スムーズな吹け上がり、トルクとパワーの
メリハリが、アクセルを操る気持ちよさに繋がります、、
BMWは一貫して、ストレート6にこだわっています。
エンジンの半分を、フロントのバルクヘッドにめり込ませるように
搭載して、フロントミッドシップ化(前後荷重、静止状態で47:53)
しています。V6に対して、室内の広さは犠牲になってしましますが、
今時セダンに室内の広さを求める顧客は、BMW買わないのわかって
ますので、そこは賢明な割り切りということです、、
おかげで、トヨタのスープラは直6になりましたからね、、
ただ、最近になってハイブリッドなど周辺ユニットを配置すると
なったときに、エンジンルームの左右スペースに余裕がある
ストレート6が再度、採用されるようになりました。
2018年に、20年ぶりにメルセデスで直6が新設計され、
Cクラスに搭載されています。当時、メルセデスと関係があり、
実際にプラットフォームの供給を受けていた、日産も
直6復活か?となりましたが、残念ですがそうなりませんでした、、
世界に伍する本格スポーツとして、企画生産されR35-GTR。
これは正解であったとおもいます。が、値段が高価になりすぎて、
スカイラインの時代のGTRとくらべると、手が届かないものに
なってしましました、、
もちろん、安全性や信頼性を現実的に詰めていくと、
この価格帯は必然の結果で、バブル期の様なスポーツスペシャリティ
とは、違いますから、それは理解しています、、
あと、日本の景気の問題もありますね、1985年のプラザ合意以来、
日本の景気は低空飛行を続け、他先進国では国民個人のGDP
成長率が7倍とも8倍ともいわれています。
1985年当時の、大学新卒サラリーマン初任給が17万円でした。
このプラザ合意は、アメリカによる一方的な勧告であったわけですが、
これを呑まなければ(呑まざるを得ない事情があったのですが)、
日本人の初任給は50万円ほどになるとの試算もあります。
クルマは輸出品なので、順当に経済成長した先進各国からみれば、
スポーツカーの値段上昇も驚くほどのことではないでしょう。
失われた30年、日本だけが置いてきぼりですから、、
少し頑張れば、若者でもGTRが買えた、将来そんな日本になってほしい
ですね、、
さて、今回はR34-GTR、名器RB26・ストレート6を積んだ32型から34型までの
スカイラインGTRの後継機が、あったら、どんなクルマになっていたか?
という企画になります。スカイラインの名を冠していたころのGTRは、どちらかというと
BMWのM3や、M5のようなスポーツセダン、サーキット走行でも値を上げない、
サスや、ブレーキ、エンジンのパワーを備えたスポーツGTセダンだったと思います。
R34GTRのホイールベース、フロントオーバーハングからフロントバルクヘッドまでの
長さ、つまりエンジンルーム長を同じにして、イラストを生成してみました、、
いくつか載せておきます。
あと、前回も載せた、2025年GTRが34GTRの顔に寄せたデザインに
なっていますが、こちらもR34GTRの顔を貼り付けて、全体のデザインを
違和感ないようにまとめてみました、、
やってみると、今となってはインパクトの無い顔になってしまいますね、、
やっぱり、デザイナーさんは小型車から高級車まで、将来の
デザインの中でバランスがとれるよう、また、スポーツカーらしい
押し出しが残るよう、デザインしてるんだということが分かりますね、、
つづきますっ!
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