葉巻の保管庫、ヒュミドール
葉巻には大雑把に言ってドライシガーとプレミアムシガーがあります。
ドライシガーは紙巻タバコと似た構造で、細かく刻んだタバコ葉をタバコ葉で巻いたものです。
機械巻が多く、その名の通り管理も簡単で手軽に楽しめますが、
本来の葉巻の味わいとは少なからず異なるものと言わざるをえません。
対して、プレミアムシガーとはタバコ葉を1枚以上まるまる使った
フィラーと呼ばれる内部構造をもっています。
プレミアムシガーの構造
1枚1枚、タバコ葉のコンディションは違うので、機械で巻くことは難しく、
1本1本を手作業で巻いて作らなければいけません。
この、フィラーと呼ばれる部分に熟成と発酵の手間をかけるために、
ドライシガーとは全く異なる味わいとなるんです。
なんか、お茶っ葉やお酒、チーズなんかと似てますよね。
熟成とか発酵って大事ですね!
巻いて形になった葉巻は、さらに熟成、発酵させることで味わいが変化いていきます。
お酒のように○○年モノ、なんてものもある訳です。
ある程度乾燥させたタバコ葉を使って巻き上げるものの、
パサパサではキレイに巻けません。
葉巻はある程度湿度を保って加工されますから、
その状態を保って保管、熟成を行わなければ、パリパリに崩れてしまいます。
魔羅太郎も先日、アネハドスと呼ばれる(英語ではエイジド程度の意味ですかね)、
メーカーの保管庫で長期熟成された葉巻を選んだんですが、
さぞ味わい深いだろうとの期待に反して、周りを包むラッパーと呼ばれる葉っぱがパリパリに乾燥していて、
快適に吸えずガッカリしました。
カットした吸口からラッパーが崩れてしまって、口の中に入って来てしまうんです。
それでも自然のものなので、品質のバラツキは仕方ないと、あきらめるしかありません。
葉巻の本番、キューバ産は昔ながらの製造法で作っているので、意外とバラツキ多い気がします。
逆に状態の良いものに出会ったときの嬉しさも、これまた一期一会的で…。
まあ、そんなんで葉巻の保管には、湿度、温度の管理がとっても大事なんです。
その保管庫のことをヒュミドールといいます。
部屋のようになったものから、卓上の小さいものまでありますが、いずれも気密性が高く作られています。
内部はスペイン杉で出来ていて、湿度を吸ったり吐いたりして湿度の管理にひと役買っています。
湿度を70パーセント位に保って、風通しを良くしてやらないと、湿りすぎたり、
例のパリパリになったりしてしまいます。
湿度計と保湿剤を使って湿度管理して、たまに並べ替えて偏りがないようにしてあげないといけません。
湿りすぎると、燃えが悪くなったり味も落ちてしまいます。
湿りすぎると吸い心地が悪くなって美味しくないですし、少し乾き気味でも辛みが増して、
まろやかな味わいが損なわれてしまうんです。
魔羅太郎はこういうの少し面倒臭いので、吸うときにお店で買うようにしています。
買い置きしたものは真空パックと保湿剤で管理する程度はすることもあります。
でもね、お店の立派なヒュミドールに(これ、部屋ほど大っきいです)招き入れられて、ほのかな葉巻の香りに囲まれてながら、宝石のように美しい葉巻を選ぶ。
この時間もまた、葉巻の楽しみなんですよね!
また長くなっちゃいました!w
次回は葉巻の選び方!
なかなか火がつかないな!w
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