魔羅太郎と黒光りZの旅 コンセプトカー編

こんにちは!魔羅太郎です!

 

今回の妄想コンセプトは、前回も登場した

ランボルギーニ・ミウラをもとに、妄想を拡げていこうと思います!

ミウラは1966年、ミラノショーで発表された、元祖スーパーカーです。
12気筒エンジンをミッドシップにつむ車をスーパーカーと言うなら、
ミウラは量産車初の、まさにスーパーカーでした。

この当時は、スポーツカーと言えば、フロントにエンジンをつみ、
リアタイヤを駆動するFRが標準でした。

フロントエンジンのアメリカンV8マッスルカー、ミウラと同時代の車です。当時の目で見ると、ミウラがいかに先進的だったか。

 

1966年といえば、アメリカでは、マスタングやダッヂ・チャージャー、カマロなど、V8ビックブロックのFRスポーツが大人気でした。
BIG3が強かった時代でした。フェラーリもV12のFRのみのラインナップでした。

そんな中で、発表されたミウラは、レーシングカーと同じミッドシップということが、最大のトピックだったわけですが、
スタイリングに関してはミッドシップの量産車が他になかったために、当時の人が見慣れたFR車のようなプロポーションに仕立てられました。

キャブフォワード、レーシングカーのように前輪の間に足を入れるような着座位置となります。車の半分以上が、トランスミッションとエンジンです。機能と美しさを完全に両立しています。

 

ミッドシップのパッケージングを生かした車は、カウンタックの登場を待つことになります。ミッドシップの最大の利点はXYZ軸それぞれのヨーモーメントの低減、
リアタイヤへのトラクション向上、フロントにエンジンを載せない為、フロントバルクヘッドが下がり前衛投影面積を小さく出来ることです。

トラクションや、コーナリングフォースに関しては、タイヤの摩擦係数によるところが大きいので、
カウンタックが生産された時代にはタイヤ性能がミッドシップのコンセプトを十分に生かし切るものではありませんでした。
エンジニアが求めたタイヤ性能を、タイヤメーカーが満たすことが出来ず、カウンタックの運動性は不十分で、評価も良くありませんでした。

さて、ミウラの話にもどりますが、ミウラのデザインを見ると、FRのようでありながら、ミッドシップが不可欠だったことが分かります。

フロントフードの低さは、フロントに12気筒縦置きでは難しいでしょう。FR的でありながら、ミウラのミウラにしかないかっこよさは、その低いボンネット高にあります。

逆に、FR的なプロポーション、リア寄りのショートキャビンにするために、
エンジンを横置きにしました。12気筒もの長いエンジンを横置きにすると、縦置きに対してロール方向のヨーモーメントの収まりが悪くなります。
サスペンションスペースも狭くなるので、レーシングカーでは絶対と言っていいほどエンジンは縦置きです。カウンタックを見ればわかりますが、
現在のランボルギーニに至るまで、キャビンが前方に置かれた、キャブフォワードで後ろ半分が長く見える特徴的なシルエットとなります。

V8ミッドシップ・フェラーリも当初は横置きにしていました。
288GTOを開発するときに縦置きに変更しています。それがF40となり、その後のV8ミッドシップ・フェラーリはすべて縦置きになります。

カウンタックと同じ同じ、ベルトーネのガンディーニによってデザインされたストラトス。

 

逆にラリーの為に専用設計された、ランチア・ストラトスはフェラーリのディーノ用のV6を横置きに積んでいます。正方形に近いV6ならFFと同じように
ミッションと二階建てにすれば、リアのオーバーハングを極限までみじかくすることができます。ちなみに、ホンダ・NSXもV6横置きですが、
こちらはFFのレジェンド用エンジンをそのまま前後逆に流用、さらに短くすべきオーバーハングも、営業サイドの要望で、
ゴルフバックが入るトランクを設けたことで特徴的に長いリアオーバーハングになりました。おなじミッドシップ、
同様なパッケージングでも、車としてはずいぶん変わってきます。

AIで描いていても、完璧なモノはできません、魔羅太郎がところどころ、クリスタで修正してます。このコンセプトカーは、ミウラのフェンダーラインをオマージュしています。エンジンが無いのでフロントタイヤの周りは、前輪サスアームの中を走行風が通過し、ブレーキに冷却と、ダウンフォースを生み出します。バッテリーを敷き詰めた床下は完全にフラットで、空力不可物が無くても、十分なダウンフォースが得られるという設定です。

 

さて、今回のコンセプトアートですが、ミウラの前後フェンダーラインをオマージュしています。今回もBEVを想定していますので、
フロントにもリアにもエンジンはありません。フロントボンネットはミッドシップ車のように低く、逆にリアはランボルギーニのV10やV12ミッドシップのように長くなく、
ストラトスのようにオーバーハングを切り詰めています。

ミウラのデザインはベルトーネ時代のジウジアーロのものとも、マルチェロ・ガンディーニのものとも言われています。通説にはガンディーニとされますが、
その後の同じミッドシップのカウンタックも含めて、ずいぶん作風がちがいます。

面白いのはEV化によって余分な要素を取り払って、アイコンとなるボディラインを残したら、同じベルトーネデザインのランチア・ストラトスのようになったことです。
同じベルトーネ、しかもガンディーニデザインに似るとは!しかしエンジン車である、ストラトスが、電動車と変わらない、無駄をそぎ落としたデザインであることが分かります。
天才的なパッケージングです。

カウンタックは世界ではじめての、ということは、おそらく宇宙ではじめてのミッドシップカーデザインのアイコンになりました。
一方でラリーカー向けに、ほぼ正方形のような位置にタイヤを配したミッドシップ、ストラトス。同じ、ベルトーネ時代のガンディーニのデザインです。
かっこいいけど、デティールやテクスチャーだけじゃなく、フォルムにちゃんと理由があるクルマ、天才です。機能とデザインが一致するものって、もはや戦車や戦闘機ですよね。

つづきますっ!

 

 

 

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