こんにちは!魔羅太郎です!
先日、某自動車雑誌をペラペラと眺めていますと、トヨタがMR-2を
新規開発中とのスクープ記事が、、
クルマ好きが読む雑誌ではスポーツカー系の記事のほうが
読者が喜ぶので、ちょくちょくこういった記事が出てきます。
不景気続き・高齢化の日本で国内専用車は難しいでしょうから、
海外でスポーツカーと呼べる性能、趣味性が求められるでしょう。
排気量が2.0リッターを越えると高い車にありそうですね。
トヨタMR-2は、FF用の横置きパワートレーンをそのままシートの後ろに
のせて、アクスルシャフトを逆転させて後輪駆動にした、FFエンジン利用型
簡易ミッドシップの一台です。
古くはフィアットX1/9から始まったんじゃないでしょうか?
ポルシェ914はビートルのフラット4をミッドに積んでますが、
ご存じのように、ビートルはRRですので、エンジンの搭載位置を
リアアクスル上から、ミッドに置き換えているという点で、正当な進化
版スポーツという感じです。
FF利用型ミッドシップは、お手軽にミッドシップが作れますが、
FFエンジンはエンジンとトランスミッションが二階建て構造ですので、
重心が高くなってしまう。2.0リッター以下のエンジンでなければ、
物理的に不利、、というよりミッドシップ化にメリットが無くなってしまいます。
初代NSXは、FFジェンドの横置きV6を使ってました。
DOHCヘッドとなれば、重心高はかなり高かったはず。NSXが縦置きV6だったら、
本当に名車になっていたんじゃないかな。
初代NSXのモノコックをつかってGT500でレースをしているときに、ホンダは
はじめからエンジンを縦置きにしています。時速200~300㎞レベルのスポーツカーなら、
縦置きがセオリーと知っていて、販売上のマーケティング優先で
エンジニアリングを犠牲にしてしまったんです。
おそらく、ホンダにはFF用エンジンしかなかったので、専用設計で
縦置き用エンジンを開発しても無駄、コストで高額になりすぎて売れない、ゴルフバッグは
2個積めないと売れない、、など、販売側の圧力で理想から遠ざかってしまった。
ホンダが普段相手にしている客層を想定していたら、スーパースポーツなんて売れませんよね。
結果として、硬派だったスポーツカー市場にコンフォートという概念を持ち込んだのはNSXの功績ですが、
世界発オールアルミボディにF1直系のV6を『縦置き』で積んでいたら、歴史に残る名車になっていたはずです。
また、話が逸れましたが、この時代にMR-2を出すのは商業的にはかなり難しい、、と思われますが
ポルシェ・ボクスターや、ロータス・エミーラなど、ミッドシップライトスポーツというジャンルは
日本のメーカーとしては技術的にも手が届くジャンルです。
86BRZの4発水平対向をミッドに積めば、トヨタ製ボクスターができそうです。
そのまま4輪駆動の、ミッドシップスポーツが出来るかもしれません。
もちろんミッドシップ専用プラットフォームは一から作るわけですから、
簡単にはいかないと思いますが、、
ポルシェ・ボクスター コンセプト!
今回は、AI生成のプロンプトに、小型ミッドシップスポーツと入れたら、
550スパイダーっぽいのが出てきたので、clip on studioで手直しして、
リア回りを、より550スパイダーらしく書き直しています。
時期MR-2があるとしたら、取り巻く条件からこのくらいのサイズになると思います。
2シーターミッドシップ、、ちょっと難しそうですね、、
つづきますっ!
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