魔羅太郎と黒光りZの旅 #51

こんにちは! 魔羅太郎です!

 

「スサノオ」「アマテラス」の争いを考察する前に、「ツクヨミ」についても語らなければなりません。
もうひとつ、シュメール・メソポタミアと古代日本の関係をはなしておきます。

月読命(つくよみのみこと)

 

「出雲族」は「剣」に象徴されるように「統治」「軍事」=「製鉄」長けていました。アマテラスの「日向族」は「鏡」=「カガミ(蛇神)」太陽崇拝を基本とした
「祭祀」の御子=巫女を長とする一族でした。「日向族」のアニミズム、太陽信仰・八百万信仰は、エジプト文明のもつ信仰形態と酷似しています。
エジプトもメソポタミア文明との繋がりが深いですから。

ところで、イザナギの3兄妹の残りの1人、「ツクヨミ」は2氏族とは少し離れ、同じメソポタミアで「ユダヤ人」になったといいます。

前にもお話したように、「民族的」なユダヤ人は有色人種で、現在、メディアで登場するような白人=コーカソイドではありません。
カトリックで描かれるイエス・キリストはコーカソイドとして描かれることが多いのですが、実際は民族的ユダヤ人は、日本人に近い有色人種です。

「日ユ同祖論」など、日本人と民族的=離散前のユダヤ人は文化的に極めて近い習慣や言葉を持っているといわれています。
しかし、近年では遺伝学的にも、極めて稀な特性を、共通に持っている。つまり、隣国の中国や朝鮮半島にはない遺伝子の特徴を地理的には遠く離れた
「日本人」と「ユダヤ人」は共有しているということが、わかったんです。

遺伝子にはX染色体とY染色体がありますが、男系遺伝子であるY染色体の変異を「A、B、C…」とグループ分けしたものを、ハプログループといいます。
ハプログループ「D」のうち、突然変異的な性格を持ち、世界でも一部の地域に住む民族にしか見られない「Yap遺伝子」。
この遺伝子をもっているのは、縄文人だけです。ハプログループ「D」の人類はアフリカ大陸と中東(メソポタミア)の1部。
ここで、「Y染色体」の中にイレギュラーな変化を起こした(この変化の影響は現在、まだ未解明)「Yap遺伝子」はアフリカ・中東地域から、
まっすぐに日本列島に向かい「縄文人」になったとされています。理由は「Yap遺伝子」のなかに、「混合」の痕跡が見られないからです。
真っ直ぐに、迷いもなく日本列島に向かったかのようです。これは遺伝子研究で証明された事実です。

ハプログループDの遺伝子がアフリカから日本まで直接伝播しています。

ハプロタイプ『D』の1-bなので、Dタイプの原型に近い形で日本にたどり着いているのが分かります。

現在のユダヤ人の定義はユダヤ教を信仰していること、母親がユダヤ人(ユダヤ教崇拝者)であること、です。
白人系ユダヤ人をアシュケナジー、遺伝子的、民族的ユダヤ人をスファラデイといいます。
ですから、ここで言う「ユダヤ人」は民族的ユダヤ人・遺伝子的ユダヤ人のことです。

戻りましょう。「ツクヨミ」はユダヤ人となり、後に「秦氏(はたし)」として、2氏族に少し遅れて日本にやってきます。
秦氏は大陸の先進技術である、製鉄、土木、建築、暦法、宗教、養蚕、軍事、農業などを吸収しながら日本に至りました。
また、それに伴い巨大な経済力も有しており、氏族も数万人規模と言われています。
その気になれば大和政権を倒し、国取りも可能だった勢力が、それをせず、日本建国において、
あくまで裏方に回った点も実にユダヤ的です。アマテラス、スサノオに対してツクヨミ一族は正にそのような一族であったということです。

つづきますっ!

 

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